フォトイメージングエキスポ (PIE2008) ーその4

引き続き、PIE2008のレポートです。
Panasonicのブースを通り掛ったら、犬猫写真家として非常に有名な新美敬子さんが、
LUMIXの特徴を生かした撮影の仕方を解説されていた。

新美敬子さん

LUMIX DMC-L10Kは、液晶画面がフリーアングルとなっている。
犬や猫の写真を撮ろうとする場合、カメラを地面とほぼ同じ高さにしないと彼等の表情をうまく捉えきれないことがある。
液晶がフリーアングルになっていればライブヴュー機能で、カメラを上の方から覗きこむような姿勢で確認できるので、このような低い位置での撮影がやりやすい。
また、このような場合、撮像素子がフォーサーズになっているのは有利かもしれない。
フォーサーズであれば、14-150mmのレンズが35mm換算で28-300mmと望遠域も大きくカバーできる。
外にいる猫を撮る場合、ソォ~ッと近づいても、あまり接近すると、逃げてしまったなどという経験をした人もいらっしゃるでしょう。
そんなとき、すこし離れたところから望遠でその表情を捉えるということもやりやすいでしょう。
35mmやAPS-Cの場合、望遠になるとレンズのお値段が上がって、なおかつ重くなっていきますが、フォーサーズならば女性にとってはより使いやすいのでは。
いくらフリーアングル液晶とはいっても、長時間重いレンズを操作しながら、下向きの姿勢で撮り続けるのは楽ではないでしょう。
私は、そういう姿勢でも、ガンガン撮りたいという気になるが、犬や猫を撮りたいという写真ファンは、男性よりもむしろ女性の方が多いのではないだろうか。
LUMIX DMC-L10Kのキットレンズは、手振れ補正対応になっているから尚更使いやすいし、その上フォーサーズ規格でレンズも比較的軽い状態を維持できるのであれば、
姿勢を色々と変えながら撮ることが要求される犬猫撮影にはもってこいかもしれないですね。
新美敬子さんも、他の写真家の皆さんと同様に、集まった皆さんに少しでも分かりやすく解説しようとすごく一生懸命でした。