KYOTOGRAPHIE 2026 – 洋楽ファンにもお勧め

 KYOTOGRAPHIEは、お花見が終わって葉桜に変わったくらいのタイミングで、京都の市街地を丸ごと展示会場にしたような感じで、毎年開催されるとても規模が大きな写真展。写真を自分で撮るのも、作家さんの作品を観るのも好きな私にとっては、自宅から自転車や歩いて行ける場所で、非常に数多くの写真展示を楽しめるのは本当に嬉しい。

 なんだか毎年規模が大きくなっていっているように思える。Artstickerのサイトでパスポートチケットを購入して、iPhoneにKYOTOGRAPHIEのアプリを入れて、今年の展示会場のマップを確認して驚いた。10年前と比べると、KG+の展示会場の数がものすごく増えているように思える。今回のKG+の展示会場の数は220を超えたそうだ。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026のアプリより
KYOTOGRAPHIE
京都国際写真祭 2026
のアプリより

 KG+の展示会場が増えているだけではなく、より広範囲になってきているように思える。ここまで拡大したのならば、南は精華町周辺から北は京丹後まで、もっと展示する地域を拡大して、文字通り世界に類を見ない京都の一大イベントにしてはどうだろうか?

 いずれにしても、これだけ多くの展示会場があると、平日は仕事があって、更に北陸やその他の地域への出張が多い私の場合、とても全部は見切れない。まぁ、開催期間は長いからKyotographieのメインプログラムの展示と合わせて、気の向くままにお散歩気分でKG+の展示会場も色々観て回ってみようと思う。

初日:4月18日

八竹庵(旧川崎家住宅)

 初日に先ず行ったのは、インフォメーション町屋:八竹庵(旧川崎家住宅)。ここには、チケット、書籍、グッズの購入、茶室での体験、展示案内、観光情報の案内から自転車レンタルなどなど、Kyotographie 2026の色々なサービスや情報が集まるキーステーションと言える場所。

八竹庵(旧川崎家住宅)
八竹庵(旧川崎家住宅)

 私はここで、Kyotographie 2026とKG+のパンフレットを入手したり、今回のメインプログラムの一つ森山大道さんの展示に関わる写真作品などを拝見した。

 ここで入手したもので、ちょっとイイなと思ったのが、「KG+ EXTRA SPECIAL EDITION 続・K G+の迷い方」KG+の会場周辺のはみ出し情報的な記事が面白い。

 京都在住の私にとっても新鮮な情報が結構多い。京都に引っ越して来た当時は、「京都ライフ」とか「Leaf Kyoto」とかインスタグラムとかで最新のローカル情報をチェックして家内と二人で色々なお店やスポットに出掛けていたが、こういった情報誌関係やインスタグラムのアカウントの閉鎖してしまった今、写真関連含めて京都の旬の情報にはすっかり疎くなってしまって、完全に京都ローカル情報難民状態に(インスタグラムのアカウントは復活を検討中)。なので、このスペシャル・エディションの内容は私にとっても興味深々になるものがあった。

 特に気になったのは、「 芥 Aquta 」

とても面白いコンセプトのフォトアートスポットだと思えた。ゆっくり時間をとれる時に行ってマッタリと写真鑑賞してみたいと思う。

嶋薹ギャラリー:ANTON CORBIJN

 今年のKyotographieの数ある展示の中で一番楽しみにしていた会場に早速行ってみた。地下鉄南北線は御池駅の近くにある嶋薹ギャラリーに展示されているアントン・コービン(Anton Johannes Gerrit Corbijn van Willenswaard)の数々の作品。35mmやブローニーフィルムで撮られたポートレート作品の数々は、私にとってはとても懐かしい70〜80年代の全米、全英ヒットチャートを賑わせていたロックスター、POPスターからハリウッド俳優まで、稀代とも言うべき数のポートレート作品に溢れていた。

嶋薹ギャラリー
嶋薹ギャラリー 
KYOTO GRAPHIE2026
アントン・コービン

 高校生3年から予備校時代、そして大学の研究室にいたとき、勉強やデータまとめの作業の傍、ラジオのF M放送から流れて来ていたヒット曲を奏でていたスターの写真がまさに勢揃い。私と同じ思い出に浸っていたのであろうか、作品群を鑑賞しながら「懐かしい….」と思わず口にしたご夫婦がおられた。

 ↓展示会場関係者の方に許可を得てから撮らせて頂きました。

嶋薹ギャラリー アントン・コービン展示の様子
嶋薹ギャラリー アントン・コービン展示の様子
嶋薹ギャラリー
アントン・コービン
展示の様子

 写真そのものもとても良かった。35mmフィルムで撮ったと思われる粒状感がある作品やハッセルブラッドだろうか、中判で撮ったと思われるシルキーな感じのものまで、各時代の変遷の中で撮った当時の空気感と嶋薹ギャラリーの空間が醸し出す雰囲気の中でじっくり鑑賞出来たのはとても良かった。展示初日にゆったり、ゆっくりと嶋薹ギャラリーで観られたのはとても良かった。ゴールデンウィークに入ったら、きっとこの会場はすごい人数の来場者になるのではと思う。

αステーションのRADIANT MORNING ( 7:00 〜 11:00am )

 アントン・コービンの作品を京都に観に来られる皆さんにお勧めなのが、毎週日曜日の朝7:00から放送のRADIANT MORNIG。京都ローカルのFM放送局、αステーションのプログラム。地元京都のロックギターリスト、後藤晃宏さんがセレクトした’70〜’90年代の洋楽ヒット曲の数々を楽しめます。私は昨日、Radikoのタイムリーサービスで、後藤さんの先週の放送をiPhoneとイヤホンで聴きながらアントンコービンの作品群を堪能させてもらいました。

 ↓京都に引っ越してきてしばらくたった頃に開催されたの時に、Leica M3で撮らせて頂いた後藤さんと三嶋真路さんです。三島真二さんはヘビーメタルに造詣が深いαステーションのDJさんで、同時にアートフォトがお好きなよう。過去のKYOTO GRAPHIEにも何度も足を運んでおられるようです。数年前に私が撮った写真を三嶋真路さんの番組宛にお送りしたことがあって、ちょっとだけ番組の中で取り上げて頂いたこともありました。

α-STATION FM KYOTO 開局26周年 公開生放送
Camera: Leica M3
Lens: Summilux 50mm f1.4 ver.2
Film: ILFORD Delta400 Professional