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2024年の暮れだったと思うけど、SNSを見ていてLeica LUX Gripの広告を見たのが欲しいと思った切っ掛け。欲しいと思った主な理由は;
- いつでもLeicaと一緒にいられる感じがする。
- iPhoneだけど、LeicaMで撮っている疑似体験が出来る。
- スマホだけどLeicaレンズで撮っている気分になれる。
- Leicaファンとして心を擽られた(笑)。
といったところだろうか。
早速自宅近くのLeica Store Kyotoに電話して予約したが、今年初めに予約した際には
「いつ日本に入荷するかは、全く分かりません」
というようなお返事だったと記憶している(入荷次第直ぐに連絡しますとのお返事ではあったが…..)。
金沢に出掛ける直前に入荷の連絡が来て、Leica Store Kyotoへ。私のiPhoneへのアプリ( Leica LUX Pro )導入や製品登録など面倒な作業はスタッフさんが全部やってくれた。
↓この写真はスタッフの方にLeica LUX Gripの使い方を大まかに教えてもらいながら、レンズをNoctiluxの設定にしてさらにf1.2設定撮ったもの。

後から色々な被写体で撮って気が付いたのだけど、ノクチ風のボケ味を効かせた絞り開放の設定で撮ると、時々不自然な仕上がりになってしまうこともある (f1.2から2.0, 2,8くらいに後から再調整すると改善出来た)。しかし、5万円前後の商品で尚且つスマホで撮ってノクチルックスの画質を完璧に再現出来る筈もなく、こういうものだと思うか、やっぱり本物のノクチルックスでないと嫌だなと思うかどうかは人それぞれだろう。私は普段とっているスマホでLeicaのレンズで撮った風な遊びが出来るだけでもとても楽しいと思う。
Leica LUX Gripは、MagSafe対応のiPhoneと接続可能。取り付けは簡単。Leica LUX GripをMagsafe対応のiPhoneの背面にペタッと合わせるだけ。磁力でくっ付ける。直接合わせると、二つの間に何か細かいモノを意図せず挟んでしまった時とかに擦り傷とか入りそうな気がしたので、iPhoneにMagsafe対応のケースを付けることにした。私の場合、いまだに旧式のiPhone13を使い続けているので、ヨドカメとか量販店に行っても今更iPhone13用のケースは売っていない。翌日金沢に行くタイミングでもあったので、Leica Store KyotoにLeica LUX Gripを取りに行く前に、Apple京都によって純正のiPhone13用のMagsafe対応クリアケースを購入した。


Leica LUX Grip とセットで使用するiPhone用のカメラアプリがLeica LUX Pro。Leica LUX Proは、Leica LUX Gripが発売になる前から存在するアプリ。すなわち、Leica LUX GripがなくてもiPhoneで写真を撮る時にこのアプリを使用すれば、LeicaのSummiluxやNoctiluxで撮った時のような風合いを楽しむことが出来る。まぁ要するにこのアプリと組み合わせてLeica LUX Gripを使用すれば、より一層iPhoneで撮る時でもLeicaのカメラで撮っている感じを味わえる......ということなのだろうと理解している。
iPhoneとLeica LUX Gripの接続は、bluetooth。シャッターボタンを長押しするとブルーのランプが点滅し始め、iPhoneとの接続が完了すると緑色に変わる。
参考
iPhoneのデフォルトのカメラアプリではLeica LUX Gripの機能は生かせない。Leica Store Kyotoの方のお話では、iPhoneのカメラアプリでもLeica LUX Gripでシャッターは切れるとのことであったが、私のiPhone13では機能しなかった。iPhone16とか新しい製品であれば使える?
充電はUSB-C接続で可能。

GWが始まる前の週末に金沢に行った。

こうして並べてみると、私のLeicaとLeitzは少々極端な組み合わせかもしれない。2011年から使い続けているLeica M3, デジタルライカとして初めて購入したLeica M11 Monochrom。そして今回のLeica LUX Grip。これらを持って金沢に遊びに行った。便利だなと思ったのは、Leica LUX Gripに三脚用のネジ穴が設けられていること。私はここにスクリューネジ式のカメラストラップを付けて、iPhoneをMagsafeで接続したLeica LUX Gripをストラップで首から下げて携行することにした。ただし、Magsafeは磁力でiPhoneとLeica LUX Gripを接続しているだけなので、iPhoneを付けたGripは首から下げつつ必ず胸ポケットに入れてぶら下げないように注意している。磁力だけだと何かにぶつけてその衝撃で落としてしまうリスクがあると考えたからだ。

Leica Lux Grip + iPhone13
で撮った最初の一枚
京都から金沢へサンダーバード+北陸新幹線で向かう前に京都駅で撮った一枚。丁度Kyotographieが開催中。
Leica LUX Proを使用して撮影している時のスマホ画面。画面内で、レンズのタイプや絞り値を選択できる。



水平確認のLevel
構図確認に便利なGrid
などで調整可能
Leica LUX Proでは撮った写真にフレームを付けることが出来る。
↓こちらはフィルム風

↓黒色フレーム

↓クリヤフレーム

↓この事例では、撮影した所在地が英語書きになっている。これは、iPhoneの言語設定で英語を選択することで可能となる。

撮影時に、レンズのタイプやLeica Looksのプリセット等を選択可能であるが、これらの選択を撮影後の画像に対しても行うことが出来る。下の写真2枚は、撮影後に絞り値を変更して背景のボケ具合を調整した場合の事例。


Leica Looksは、Leica LUX Proアプリ中のプリセット。Leicaらしい画質やモノクロ写真の風合いを選択可能。撮影時にも撮影後にも選択を変更出来る。種類は以下の通り
- LEICA STD : Leica Standard
- LEICA VIV : Leica Vivid
- LEICA NAT : Leica Natural
- LEICA CHR : Leica Chrome
- LEICA CLS : Leica Classic
- LEICA CNT : Leica Contemporary
- LEICA ETN : Leica Eternal
- LEICA BRS : Leica Brass
- LEICA TEL : Leica Teal
- LEICA BW NAT: Leica Black & White Natural
- LEICA BW HC : Leica Black & White High Contrast
- LEICA BW IA : I MODEL A
- LEICA BLU : Blue
- LEICA SEL : Leica Selenium
- LEICA SEP : Leica Sepia
ユニークなのは、LEICA IA。このモードは、Leitz時代の初号機Leica I Model Aで撮影した場合の風合いを再現したものだそう。カメラメーカーとして長い歴史を有するLeicaならではのモード。こういう遊び心をiPhoneで味わえるのは楽しい。このプリセットは今後ももっとバリエーションが増えていくことを期待したい。
連泊の出張になると、LeicaM3やM11Mを持って行きたいくなる。仕事が終わった後や連泊が金曜日になるのなら、もう一泊して撮り歩きたいとも思う。だが、仕事柄出張先に持って行く機材が多くいつも大事にしているカメラを携帯出来るとは限らない。そんな時、Leica LUX Gripなら小さくて嵩張るものでもないからいつもで持っていける。これから日常のスナップからM3やM11Mのお供として大いに使っていきたいと思う。