デジタルカメラの買い替え計画

 現在、使用しているデジタルカメラは、

  • Canon EOS6D (一眼レフ)
  • SONY α7III (ミラーレス一眼)

 現在、コロナウィルスの影響でプロのカメラマンの皆さんは苦境に立たされているが、いずれは元の状態に少しずつ戻っていくと思っている。昨年からプロのカメラマンの方の仕事をサポートするアルバイト的な仕事をやらないかというお話を頂いている。要は本業とは別に副業をやろというお話。

 一方趣味としての写真撮影はこれまで通り、デジタルでもアナログでも続けていきたい。特に、アナログの方は、昔ながらのウェットプロセスでバライタ紙に焼くことに拘って楽しんでいる。これが結構コストが掛かる。なので、アルバイト的な副業の機会を得られるのは有難い限り。

 アルバイトをするに当たって条件を出されている;

  • カメラとレンズは、Canon製またはNikon製にすること。
  • LightroomとPhotoshopを扱えるようにすること。

 まぁ…..確かに、スポーツのテレビ中継や記者会見の現場でプロの皆さんが使っているカメラのシステムは圧倒的にNIKONとCANONでしょ。デジタル一眼のカメラ販売の現場では、スマホに圧され、デジタル一眼の市場規模が縮小していく流れにおいて、最近SONYとFUJIFILMが売れているよう。だが、プロの現場ではやっぱりまだまだCanonとNikonなのであろう。

なぜ、SONYα7IIIを併用している?

 それは、澤村徹さんのオールドレンズ関係の各著作の内容の影響が大きい。ご多分に漏れず、私も手持ちのオールドレンズを最新のデジカメに付けて遊んでみたいという願望はあった。私の場合は、Summilux 50mmと35mm、それにオールドレンズではないけど、ライカMマウントのCOSINAのNOKTON 35mmも同じようにマウントアダプターを介してデジカメでも使ってみたいと思ってきており、今のところその目的はSONY α7シリーズが最適なように思えた。

購入候補は?

 現時点では;

  • Canon EOS R5 (ミラーレス一眼)
  • Nikon Z7(ミラーレス一眼)
  • Canon EOS 5D MarkIV (一眼レフ)
  • Nikon D780 (一眼レフ)

プロの現場の実情を考えれば、やはりキャノンかニコンでしょう。正直、個人的には、なんでもっとSONYαがプロの現場で普及しないのかと思うのであるが…..。

EOS R5

 まだ未発売。Rの後に5が来ているので、EOS 5D Mark IVのまたは後継機のMark Vのミラーレスバージョン的な位置づけになるのではと思っている。

Nikon Z7

 ニコンは光学ファインダーへの拘りからか、本格的なミラーレス一眼を発売するタイミングを早期に発売するタイミングを逸した感がある。それでもこれまでのレンズ開発やカメラ開発はやはり魅力的。個人的には一番欲しいカメラのうちの一台。

Canon EOS5D Mark IV

 趣味のデジタル一眼レフでの撮影はずっとEOSのデジタル一眼レフを使っているので、操作系は一番馴染みがある。だが、後継機種がなかなか出てこない。スマホにデジタル一眼の市場が奪われている現実を鑑み、キャノンは一眼レフはEOS 1DXなどプロ向け最高機種にのみ力を注ぎ、中級クラスの機種については今後EOS Rシリーズ中心で開発を進めるのかもしれない。その場合、キャノンから選ぶでき機種はEOS R5になる可能性が高い。EOS 1DX シリーズはあまりにも高価だし。

NIKON D780

 ニコンの優れたレンズ資産を存分に楽しめることとプロのサポート向けとしては当然申し分なし。とくにズームレンズもさることながら、単焦点レンズで使ってみたいレンズが多数。

Canon v.s. Nikon

 私の個人的な希望だけ考えればよいのならば、今回を機にこれまで使ってきているEFレンズ群とEOS6D、SONY α7IIIをメルカリなどで売却して、レンズもカメラも全部NIKONにしたいという気持ちはある。でも、こんな言い方したくないけど、NIKONが今後も従来通りのサービスをカメラの購入者に続けられるのか少々不安がある。

 今回のコロナウィルスの影響による経済的打撃が深刻になる前から、ニコンの業績は正直あまりよくない。そこへコロナウィルスの打撃。影響は消費者にも目に見えるかたちとなって現れてきている。キャノンが依然として全国のサービス拠点を維持する中、ニコンは福岡の拠点を閉鎖。東京も、ニコンユーザーには長年お馴染みの銀座の拠点を閉じて新宿に統一……。

結論(暫定)

 EOS R5の発売はこれからだけど、今のところこれが最有力候補。理由は;

  • ボディ内手振れ補正がCanonのミラーレスとして初搭載。
  • コシナが、CanonのRFマウント用にライカMマウントレンズ向けのマウントアダプターの開発を表明。
  • 手持ちのEFレンズを、キャノン純正のマウントアダプターでCanon R5にも使える。
  • Canon 5D Mark IVの後継機が出てこない。Canonのミラーレスシフト鮮明に?

 Rの後に数字の5が来ているので、EOS R5はEOS 5D シリーズのミラーレスバージョンのような位置づけになるのではと予測している。ただ、ちょっと気になるのが操作系。現在発売されているEOS Rは従来のEOS一眼レフと比べると操作系の使い勝手がちょっと悪い気がする。気持ち的にはニコンに全面切り替えすることにも未練がある。R5はまだ未発売なので、今後どれだけニコンが消費者へのサービス体制を維持していけるのか会社の業績動向を見ながら、R5の発売時に最終的にキャノンにするかニコンにするか最終結論を出す。

 SONY α7IIIをEOS 6Dと合わせて使っている理由は、ボディ内レブレ補正とライカマウント用のアダプターが充実しているから。しかし、EOS R5はこのSONY αの特徴をカバー出来てしまう。EOS R5 を選ぶ場合は、SONY α7IIIを売却して、代わりにEOS 5D MarkIVを中古で購入して、EOS R5と併用することも検討したい。


参考 コシナ、フォクトレンダーの交換レンズ2本とマウントアダプター6種を開発発表価格.com