ハービー・山口さんの一言が……

今日、50にして始めてモデル撮影会に行ってみた。ヨドバシカメラ(京都)主催の撮影会で、有名な写真家の先生方が名を連ねていた。参加者は、凄い数。
3部構成で、3部それぞれ異なる先生についていくことも出来た。他にも気になる先生が沢山いらしたが、今回僕は3部ともハービー・山口先生について行った。
そもそも、モデル撮影会なるものに参加するのが始めてだったが、とても楽しかった。ハービーさんは本当に熱心だった。ハービーさんの一言一言がどれも撮影に(普段の生活にも)参考になるものばかりだった。中学生、高校生の写真部の女の子たちに集中的に教えておられる場面もあり、あの子達は凄い先生に教えてもらったんだと、きっと後から振り返る時がきて、よい思い出になることだろう。
同じ被写体を撮っているのに、ハービーさんがライカで撮られた写真を見せて頂くたび「うわぁ~」という言葉が自然に出てきて……、構図のとり方が僕のとはまるで違っていた。
最初の部では、僕はEOS6Dとシグマの単焦点レンズの組み合わせて撮っていた。第2部では、Leica M3にSummilux 50mm F1.4(第二世代)を付けて撮っていた。そうしたら、信じられないことが起きた。僕がカメラを構えていると、ハービーさんが近くに来られて
「オオオーーーッ、綺麗なM3だねぇ。シャッター音、聞かせてくれる……オオオオオ!!いいねぇぇ」
と、言って下さったのだ。もう、嬉し過ぎて ”有難うございます”の一言さえ言い忘れてしまった(先生がいきなり僕の近くに来られたので、非常に緊張もしてしまった)。このハービーさんの一言で、もう僕は平常心ではいられなくなってしまった(笑)。
家に戻ってきても興奮冷めやらず…….。今日、ハービーさんにもらった一言は、僕にとっては最高の一生の思い出になること間違いなしである。
ハービー山口さんにレクチャーしてもらえるという思いだけで参加した撮影会だったが、僕にとっては、今日ほど人物にレンズを向けて写真を撮りまくった日は今までない。なんだか…..ポートレート撮影に、凄く興味が沸いて来ている。
今回の撮影会、京都郊外という地方開催のものとしては、かなり大規模なものだったのではないだろうか。ヨドカメ(京都)さんには、是非来年も再び撮影会をアレンジして欲しい。
↓購入以来、手に馴染む感じが凄く好きで、大切にしてきているLeica M3。ハービー山口さんにあんな一言をもらってしまっては、ますますこの銘機に惚れ込んでしまうではないか(笑)。嬉しすぎて、自宅に帰る前に、カフェ・ラテが冷めてしまうのも忘れて、改めて自分のLeicaを撮ってしまった;

Leica M3 + Summilux 50mm F1.4 2nd ver.