TABLE 非表示
私が購入したRIMOWAのモデルは、RIMOWA TOPAS CABIN MULTIWHEEL (920.56)。45Lで、ホイール( キャスター )が4つ付いている4輪タイプ。 2014年の12月に購入。まだノマドワーカー、テレワーカーという言い方がなかった時代。20年以上前から私はそれに近い仕事の形態を続け、ここ最近の10年くらいは、仕事のある平日はパソコンに加えて各種の機材も合わせて持ち運びながら泊りがけの移動をすることが多くなった。2014年当時、私は仕事が非常に忙しかっただけでなく、仕事の都合上から当時住んでいた千葉県船橋市のマンションを売って、そのお金で関西のどこかに2015年の春には物件を決めて引っ越しをせねばならないという状況になっていた。
そのもの凄く忙しい最中、広島に出張している間に当時使っていた他社製のトローリーバッグのホイールが破損。7年以上使っていて、メーカーに問い合わせたが、もうスペアのホイールがないと言われて急遽新しいトローリーバッグを購入する事態に。ホテルの部屋で急遽ネット検索しながらバッグ選びをしながら頭の中で考えた購入条件は;
- 週に3日は使い続けるハードな環境で10年以上確実に耐え続ける。
- かなり長年使い込んだ後でも、パーツが手に入り易い。
- 海外出張も多いので、渡航先でもパーツが手に入り易い。
という以上3点。こうなると、購入対象は自ずと絞られてくる。京都の不動産屋と引っ越し先の物件の相談をするため、京都のホテルに泊まっていて、不動産屋に近くて確実に在庫がありそうな場所を確認したところ、河原町の高島屋のRIMOWAのショップに行けば確実に買えることが分かって、翌日直行。
もうみなさんご存知の通り、RIMOWAのお値段は高い。ですが、購入して以来10年以上使い続けた今、買って良かったと思っています。アルミ製で構造がシンプルなのが結局使い勝手がよいことと、パーツを長期間製造元が保持・供給してくれるのでこれ以上安心なことはない。私の場合は、京都高島屋のRIMOWAのショップで購入し、今でもスペアパーツの問い合わせや修理はこちらに現物を持って行ってお願いしている。
アルミ製だから、長いこと使っていると表面の一部(特に角の部分)は傷が入ったり凹みが出来たりする。でも金属製だからやはり丈夫。凹みが出来てもRIMOWAのショップに修理にだせば元通りに使える状態で帰ってくる。幸いにして、私の場合は大きなトラブルは全くなく、この10年私のRIMOWAは出張先でもプライベートの旅行先でも大活躍してくれている。
私の場合、別メーカーのトローリーバッグのホイールが突如破損して、重い荷物をホイールが事実上使えない状態で長距離を運ぶ辛さを身を持って体験しているので、ホイール交換は早めに行うことにしている。早めにといっても、RIMOWAの場合はかなりのハードユーザーでも2,3年毎にホイール交換をする必要はないと私は思います。
何せ、私が出張時にRIMOWAで運ぶ仕事用の資材や機材の類は結構重い。RIMOWAの中に機材を入れるだけでなく、RIMOWAの上に、TUMI製のこれまたかなり一杯パソコンやiPad、周辺機器、その他サンプル類など色々入れた重いショルダーバッグを載せた上で4つのホイールに頑張ってもらって運んでいる。普段、ホイールに結構ストレスが掛かると思っているのは、石畳の道や点字タイルのある路面のギャップ。私の場合、週3日はRIMOWAを引いて移動しているので、バス、タクシーから降りてある程度長い距離を駅や空港に向かって歩く時は少々心配になる。RIMOWAを使い始める前は、安いトローリーバッグのホイールがいつも心配だったが、RIMOWAを使い始めてからはこの不安が大幅に軽減された。

TUMIのショルダーバッグを載せた状態
とは言っても、上記のようにRIMOWAの上にショルダーバッグも載せると、どんなに軽くても7,8kgで、内容物がある程度多いと15kgを軽く超える。
というわけで、さすがにホイールの表面はこれだけのハードユースだと擦り減ってくる。2014年の12月に購入して以降、ホイールは既に一度2018年に代えた。その後、10kg以上の荷物を運ぶ頻度は減ったが相変わらず週に3日はRIMOWAを引いてあるく状態が続いており、2度目の交換をやった方がよいという状態になった。以下の写真が、昨日高島屋に交換に行く前の状態。



かなり傷だらけではあるものの、壊れてはいない。しかし、普段このRIMOWAを引いたり押したりして運んでいる際の直進安定性が悪くなってきた。2018年の一度目の交換以降も週3日以上のハードユースを続けていることを考えれば、よくこれまで破損せずに頑張ってきてくれたと思う(お疲れ様!!)。
スーツケースを購入する際、どのような点を重視するかは、それを使用する目的によって変わってくるでしょう。私の場合は、スーツケースに入れた荷物とスーツケースの上に載せるショルダーバッグの合計重量が10kgを上回り、その重量が4つのホイールに支えてもらいながら、比較的長い距離(一日あたり500メートル~2km)を引いてあることが結構多いので、最も重視する点は、ずばり
- ホイール( キャスター )のサイズ
- ベアリングの耐久性
の2点だ。
ホイールのサイズ
スーツケースに入れる荷物が衣類など軽いものが中心で、荷物を詰めた後のスーツケース重量が低いならば、ホイールサイズはあまり気にする必要はないかもしれない。しかし、私のようにスーツケースに結構な重量物を入れて運ぶ場合は、キャスターに掛かる負担が大きくなるため、比較的大きいホイールサイズのスーツケースを選んだ方がよいと思う。なぜかと言えば、この点は10年以上使ってみて非常に強く実感していることだが、重量が重いスーツケースを運ぶ際、一番運び難いと感じるのは、点字ブロックの上を通る時にケースがガタつきつつブロックに引っ掛かって倒れそうなりながらも前に進まねばならない時や、横断歩道で信号待ちをしていて、信号が青に変わって、路肩から車道に出る際のギャップを超えながらケースを押したり引いたりする時だ。このようなギャップがある路面を通過する際、キャスターサイズが小さいとどうしてもこういったギャップに引っ掛かってケースが倒れそうになったり、運び難かったりすることが多い。
私のRIMOWAのホイールサイズは、↓ご覧の通り64mm程度。RIMOWAを使用する前のスーツケースのキャスターのサイズは40mm前後だったと思う。かなり路面のギャップに引っ掛かりやすく運びにくいと感じることが多かったが、このサイズのホイールだと運び難いと感じる場面はかなり減った。

ホイールサイズが大き目だと欠点も当然ある。ホイールサイズが大きいと、ケースの内側に対してはキャスターのハウジング部が内側から見るとより大きく盛り上がって出っ張る。その分、スーツケースに詰めることが出来る荷物の嵩は減ってしまう。

ホイールサイズを大き目にしてケースを運びやすくすることを重視するか、ケースの内容積を出来るだけ大きくするかという選択は、スーツケースの使用目的によって変わってくるでしょうが、重い荷物を運ぶことを最重視する私の場合は、多少内容積が犠牲になっても、運ぶ際の安全性も重視して大き目のホイールが付いている製品を選びたい。
ベアリングの耐久性
ホイールが路面に接するゴム製のタイヤ表面は、これはどうしても摩耗する。私のRIMOWAの場合、前回ホイール交換をしてから5年以上が経過。かなりの重量物を詰めて週3日は使うという条件でも耐えてくれた。私個人の評価としてはジュ分な耐久性と思う。それ以上にRIMOWAの純正のキャスターに対して高い信頼を置いている理由は、ホイールのベアリングだ。ベアリングが華奢で壊れやすい場合、ホイールの回転機能そのものが失われてしまうので、タイヤ表面がなんとか耐えてくれても、何の意味もない。実際長いこと使用して、RIMOWAの純正ホイールの非常に高い耐久性をもつベアリングをどのメーカーが作っているのか結構気になっている。聞いても絶対に教えてくれないでしょうが....。
昨日、京都高島屋に持って行ったらその場でホイール交換作業を受けてくれた。購入してから10年以上経過しているが、私が2014年に購入した TOPAS CABIN MULTIWHEELの後継モデルである現行のOriginal キャビンの49Lサイズのホイールは、私のモデルのホイールと互換性があることが分かった。そうなると、私のモデルのキャスターホイールは、RIMOWAの正規代理店に持って行けば、これからもずっと純正のものに交換出来るということになる。RIMOWAが生涯保証の対象としている製品は、2022年7月25日以降に購入した全てのRIMOWA製スーツケース。私のRIMOWAは10年以上前に購入した製品だから生涯保証の対象ではないが、全てのパーツの中で最も痛みやすいキャスターホイールについては現行モデルと互換性があるので、事実上永続的に純正の交換用キャスターホイールが手に入ることになる。これは嬉しい。 ちょっと現行モデルと私のモデルとの間ではキャスターホイール表面のデザインが少し異なるが、30分程度の交換作業後の私のRIMOWAの状態↓を見て頂ければ、違和感ないことがご理解頂けるかと;


ホイールの価格は、↓4個で18,920円(税込)。これを高いとみるかどうか….。ネット検索すると、RIMOWA純正ではないもっと安いホイールもあることは分かっている。それでも私は高いとは思わない。RIMOWAのケース本体は全く問題なくまだまだ使える。兎に角私の場合、毎週のようにトローリーバックのハードユースがこれからもずっと続くので、安い新品のケースを買って常にホイールが壊れるかもしれないという不安を抱え続けたり、純正ではない安いホイールに付け替えてももしそれが壊れたら同じものが5年後や10年後にも手に入るかどうか分からないことを考えると、この価格で4〜5年ごとにホイール4個を交換する方を選ぶ。10年前のモデルと現行モデルのホイールに互換性があるのであれば、次のモデルともきっと互換性がある(と信じたい)。

少し不安だったのが、RIMOWAの会社オーナーが代わったこと。2017年に、RIMOWAはLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループの傘下に入った。オーナーが代わったことで、RIMOWAの新製品のデザインなどが大きく変わったり、スペアパーツの長期保管・供給する体制が大きく変わってしまうのではないかと少々心配した。しかし、この心配は無用だった。今回、10年以上前に購入したRIMOWAであっても、旧モデルと互換性があるホイールが現行モデルで使われているため、RIMOWAの世界中に広がる店舗に行けば30分程度で交換してくれることが分かったので、これなら安心だ。
8月30日にホイールを新品に交換してもらい、またハードユースを開始した。本日の総重量は16kg。この重量で京都駅構内や出張先の事務所まで結構な距離を走行。ホイールを代えてもらったことで、先ず直進安定性が回復したことが嬉しい。そして、互換性がある現行モデル用のこのホイールは、10年前に購入した際に付いていた時のホイールよりも走行中の静寂性が増しているように感じた。路面のギャップをのり超える際などはどうしてもRIMOWA独特のガラガラ音が小さくなったように感じた。
あと気が付いた大きなポイントは、やはりベアリング。5年以上週3日ペースでずっと重い内容物を運び続けたことで、きっとベアリング機構内部の摩耗が進み、摩擦抵抗がある程度増してしまっていたのではと推察している。交換前はケースの押し始めや、引き始めの際の抵抗感が少し大きかった。新品に交換してもらったあとは、押しはじめや引き始めのストレスがなくなり、非常に滑らかにケースを走行させることが出来た。これは本当に気持ちがよい。出張に向かう気持ちも明るくなる。
私は、Leica M3というフィルムカメラを長いこと使い続けている。私のM3はボディに刻まれた製造番号から1966年製だと分かる。Leica Camera AGは、Leica Mシリーズを製造し続け進化している。外観はM3とそっくり。一方で中身は最新のデジタル技術が詰め込まれている。その一方で、M3と姿形が酷似したフィルムカメラも製造し続けている。素晴らしいと思うのは、66年に作られた私のM3が故障したとしても依然として修理してもらえることだ。Leicaのカメラはとても高い。でも、そのカメラを購入してから50年後も依然として修理して貰えて使い続けることが出来るという場合、その商品は”高い”と言えるだろうか?
Leicaと同じくドイツで産声を上げたRIMOWAも、相通じるものを感じる。RIMOWAのスーツケースのアイコニックな外観は、ケースについているRIMOWAのエンブレムを見なくても、それだと分かる。交換パーツも購入後長期間手に入る。製品のデザインを大きく変えずにシンプルな構成で質が高くて、交換パーツの供給を長期間続けてくれる。モノづくり企業としてこの姿勢を50年、100年という単位で維持し続けることは並大抵なことではない。かなり過酷なハードユースに耐えるという点ではLeica M3もRIMOWA ( リモワ )も同じだと思う。
来年の6月に還暦を迎える私(全く実感がない)。次にリモワのホイール交換が必要となる時、まだ仕事を続けているかどうか….、さてどうでしょう?もしかして、仕事はもう引退しているかもですが、その際はホイールを新品に付け替えてプライベートの旅行でこのRIMOWAを使い続けたいと思います。
MINOCAME 
