フォトイメージングエキスポ (PIE2008)

田中美希夫さんのプレゼン

 今日、フォトイメージングエキスポ(PIE2008)に行きました。行ったといっても、なんだかんだで自宅最寄の船橋駅を出たのが2時過ぎ。実際に東京ビッグサイトの展示ホールに入ったのは3時過ぎ。実質2時間弱しか見られませんでした。
 というわけで、最終日の22日にもう一度行こうと思います。今度は午前中から行くゾ!
 今日は、22日のために、短い時間でサッと下見という感じでありました。一応一通りみて回ろうと思っていたのですが、ニコンのブースで完全に釘付けになってしまいました。

写真家 田中希美夫さん
写真家 田中希美夫さんによるプレゼン

 カメラ雑誌等ですっかりお馴染みの有名写真家、田中希美夫さんが、ニコンのブースでレンズの解説をやっていた。
 私は、EOS40Dを買ったばかりだから、レンズの興味はEFレンズだ。しかし、田中さんの解説は、
 デジタル一眼初心者である私には、とても参考になるポイントが一杯だった。
 「えええッ、プロの写真家の方でもそんな感じでレンズ扱っているの!」
とか、
 「ううううむぅ、俺って全然レンズのことわかってないなぁ」
 てな感じで、田中さんの解説にどんどん引き込まれていってしまった。
私のような素人が、田中さんが解説した内容を、このブログで書いてしまっては失礼にあたるので、皆さん是非、ニコンのブースに行ってみてください。ニコンのホームページによると、田中さんによるセッションは、明日、明後日とも予定されています。
 田中さんの素晴らしいところは、ニコンのブースで解説をしているからとって、決してニコンのすべてを褒めることはしていない点です。それを黙って聞いているニコンのスタッフの皆さんもスゴイなと思いつつ、すべて本音でしゃべっている田中さんのトークに集中していました。たとえば、
 「うんんんん...、こんなこと言っていいのかわからないけど....、ここだけの話にしておいてよ。ニコンさんの昔のレンズはXXXXXXだったけど、今のあのレンズはすごく*****なんだ」
 というような解説の仕方だ。
 同時に、田中さんはセッションに集まった人たちのために、時間ぎりぎり、というより予定の時間がきても、
 ニコンの方の許可をとりながら、しゃべり続けるのだ。これは、デジイチ初心者の私には有難い限りだった。
 しかも、田中さんの額には汗が光っていた。それくらい、一生懸命解説してくれるのだ。そんで、田中さんの話は、本題から外れて頻繁に横道に逸れる。
 だから、余計に時間がかかるわけだが、その横道にそれる話が、また初心者には堪らなく魅力的な話が多くて非常に勉強になるのだ。田中さんの話が終わるころには、今日の展示終了時間になってしまった。
 結局今日のPIEは、田中さんの話を聞くことにほとんどの時間を費やしてしまった。でも、それだけの価値は十二分にあった。ニコン、キャノンに関わらず、レンズの扱い方の基本をもっと勉強しなくてはという気持ちに田中さんが
させてくれただけでも有難い。
 きっと、新発売予定のカメラやプリンターがズラリと並んでいて、ブースのコンパニオンの皆さんが説明するのがメインだろうと思っていたが、想像と全然違っていた。初心者の私には、勉強になるセッションが各メーカーさんのブースに
用意されていることが分かった。
 本当はEOS学園などにも行きたいけど、仕事の都合上なかなか参加できない。PIEはプロの写真家の皆さんの解説を聞けるまたとない機会だと知った。
帰りの船橋に戻る電車の中で、改めて田中さんが熱っぽく語っていた内容を思い出した。思い出すと同時に、田中さんは、本当にカメラが好きなんだろうなぁとも思った。本当にカメラが好きだから、もっとみんなにカメラの素晴らしさを
知ってほしいという情熱に溢れていた。帰りの電車の中では、カメラに惚れている人に、悪い人がいる筈ないという思いに満たされていたのであります。