市川の猫君(EOS7s)

  前回の投稿で、水面に映る五重塔を撮った写真を掲載しましたが、この猫君は同じ日にやはりEOS7sで撮影しました。


 なかなか凛々しい感じの猫君。35mmフルサイズのEOS7sだと、APS-CのEOS40D、50D、Kissなどよりも同じ画角を得るのにうんと被写体に寄って撮れるので、背景のボケ方も大きくなる。この写真は絞り開放での撮影ではないがそれでも背景がきれにボケてくれている。これがフルサイズとAPS-Cの違いなのかと思った。
 同時に、APS-CのEOS40DにSigima Macro 50mm F2.8 EX DGを付けて撮った場合と比べると、同じレンズでもEOS7sの方が、より広角になってくれて、本来の50mmの画角はこういうものなのだという実感を得ることができた。
 別の言い方をすると、APS-Cのカメラよりももっと被写体に近づかないと思いっきり寄った状態の写真が撮れない。この写真を撮ったときも、今まで使ってきているEOS40Dよりもかなり猫君に近づかないとこの画角を得られなかったので近づきすぎて猫君が逃げてしまうのではないかとヒヤヒヤした。よって、臆病な動物を撮るときには、撮像素子がAPS-Cやフォーサーズの機種の方がより有利かもしれない。望遠の撮影がより有利になるということもあるだろけど、動物写真家として尊敬している岩合光昭さんが、フォーザーズのオリンパスE-3をお使いになっておられるのもこういったことが理由の一つに
 なっているのかもしれない。