我が家の暗室、こんな感じです

近況
 この記事の内容、今見るととても懐かしく思い出します。現在は、暗室用の部屋を用意してフィルム現像と引伸作業を行っております。

 この当時は暗室作業のやり方を説明する本を読みながら、誰に教わるでもなく、週末に自分で試行錯誤しながらお風呂場暗室を組みました。

 当時も今も、暗室作業の基本は同じです。暗室作業を今から初めてみたいという皆さんは、まずはお風呂場暗室からトライされることをお勧めします。最初はフィルム現像だけでOKという方は、ダークバックか、またはトイレなど完全に光が入ってこない環境をとりやすいところで、まずは試してみて下さい。
 困った時はお互い様。何かお聞きになりたいことがあったら、遠慮なくContactフォームからお問い合わせ下さい。私の経験の範囲内でご協力出来ることがあればコメントさせて頂きます。


 先々週あたりから、本格的に引伸作業を始めました。印画紙の種類や焼き込み方で、同じネガから現像しても全然異なる仕上がりになるので、暗室作業に相当ハマりそうな気がします。モノクロ現像がこんなに楽しいものなんだと気付き始めた次第です。

 

 

我が家のお風呂場暗室

 

 写真に写っているのが、我が家のお風呂場暗室における私の暗室機材。コンタクトプリント(ベタ焼き)が一段落したときに 撮影しました。写っている機材の殆どが、オークションで買ったり、中古カメラ店で購入したものばかりです。この写真の中ではセーフライトが引伸機の後ろにありますが、最初このあたりの位置で使っていた時、どうも手元が暗いなぁという気がしていたのですが、この画面の上に物干しの竿があるので、そこにセーフライトの脚を通して、逆さに吊るすようにしてみたら、これが結構いい感じで、お風呂場全体が照らされるようになって作業がしやすくなりました。


 オークションなどで機材を揃えるときに一番気を使ったのは、浴槽の上の天板でした。これがしっかりしていないと引伸機がブレたりして、引伸作業がやり難いと思い、頑丈でソリがないものを選ぼうと思った次第。オークションサイトを色々検索していたら、木の角材や板を専門に扱うお店を発見。購入した板は、本来はテーブルの天板用として加工された天然木の圧縮材で厚さは3cm。浴槽の上にのせて水準器で水平を確認してみたところ非常に安定していることが確認できました。まともに購入したら数万円する商品のようでしたが、裏にねじを入れた跡があるため格安の4000円で購入(搬送途中で角をぶつけて小さな凹みが出来たということで、結局あとから払い戻して無償に…..ラッキーだった)。暗室作業用として使うだけなのでこれで十分と判断しました。


 このお風呂場暗室、もちろん常にこの状態になっているわけではないです。作業をするとき以外、機材は全部物置や部屋の端に仕舞い込んで、カミさんの逆鱗に触れないよう注意しております(笑)。

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