’07年12月20日の投稿で掲載したのと同じ鉄塔です。昨年は、SONY Cyber-Shot DSC-F717で撮影。
月灯りがなかなか綺麗で、コンデジでここまで撮れれば結構いい出来かなぁと思っておりました。
今回は、同じ鉄塔をEOS40Dで撮りました。
Camera: Canon EOS 40D
Lens: EF-S17-85mm f/4-5.6 IS USM
f/10, 30sec, 24mm, ISO-200
Picture style: Landscape
White balance: cloudy
With Velbon Neo Carmage 643Q & Velbon QHD-62Q
前回は月灯りでしたが、今回は町灯りに照らし出される鉄塔を表現しようと思っておりました。結構町の灯りが明るかったので
無理だろうと思っておりましたが、鉄塔の脇に見えていたオリオン座もなんとか捉えることができました。
左側の鉄塔先端の左側に丁度オリオン座の三連星が見えます。
PIE2008では、有名写真家の皆さんが、色々な講義を、各メーカーさんのブースや主催者が用意した講習会で行っておりました。
そんな中、風景写真家として有名な米美知子さんの講習会に参加することができました。米さんの講義の中で、雲が絨毯のように広がる風景に木々が見えている写真を使ってどこにピントを合わせるべきかという点をレクチャーする場面があって、雲にピントを合わせるべきではなく一番見せたい部分にピントを合わせるべきとの説明がありました。
講義の参考に使った写真では、木々が連続に並行して並んでいて、特に木の先端部分が山の稜線のように連なっていてその部分が非常に印象的で、そこにピントを持ってくるべきと講義されていました。
この写真の場合、オリオン座の三連星にピントを合わせるべきかと一瞬思いましたが、しっかりオリオン座の光を捉えるために30秒という長い露光時間にしたのでは、地球の自転の影響でどうせ星は若干流れてしまうだろうと思ったのと、そびえたつ鉄塔もかなり印象的だったので、ピントは左側の鉄塔の
先端付近に持ってきて、オリオン座はその背景となってくれればと思った次第。
鉄塔先端へのピントはMF(マニュアルフォーカス)で合わせました。画面が暗いとピント合わせに苦労しますが、EOS40Dのバックモニターのライブヴューは、10倍率まで画像をクローズアップできるので、MFはあまり苦労しませんでした。
今回は、30秒という露光時間を適用しました。
もう少し絞って、Bulb(バルブ)撮影すれば、もっとオリオン座の輝きが見えるかもしれないので、次回またオリオン座が似たような位置に来て鉄塔を撮るチャンスが巡ってきたら、今回の画像と撮り比べてみたいと思います。
ただ、あまり露光時間が長すぎると、自転の影響で星が線状に流れ過ぎてしまうと思うので、そのあたりはバランスが必要かと想像します。