Hasselblad 503 CX 、Planar C80mm 修理完了

 東京のカメラ店で購入したハッセルブラッド503CXで不具合が発生して、修理から帰ってきた。結局、問題の原因はなんと初期不良。初期不良であれば、僕が中古で購入する前に使っていた前のオーナーさんでも、同じようにトラブルが出ていた筈。それが今になって、問題が発覚した理由は、なんかいかにもハッセルブラッドらしいという感じ。

 今回の問題は、Planar C80mmなど古いレンズをつけた場合や、チューブをつけてシャッターを切った場合に発生しやすい問題だそう。僕が買った製品は、1988年製造。前のオーナーさんは、プラナーCF、プラナーCFEなど比較的新しいレンズを使っていたので、シャッターが切れないという問題は発生しなかったのではないかとのこと。

 問題の原因は、レンズと503CXの連動機構のフロントキーの不具合とのこと(素人には詳細不明…..)。今回の修理を行ってくれたハツミ・カメラ・サービスさんは、日本で数少ないハッセルブラッド修理のマイスター。503CXは古い機種なので、当然新品の交換部品はなく、今回問題が出た部品と同じもので、ハツミさんがストックされておられる状態のよい中古部品から選んで交換してくれたそうだ。

ハツミカメラサービスの明細
ハツミカメラサービスの明細

 一方、ハッセルブラッド503CXを購入したのと同時期に、大阪のお店で手に入れたプラナーC80mmは、購入店の修理契約先がハツミさんのようにハッセルブラッド社から修理認定の資格をもっておられないということで、ハツミさん同様に修理認定の資格をもっていらっしゃるオカモトカメラサービスさんに点検をお願いした。その結果、スローガバナーという部品の不具合のためシャッタースピードが正確でないことが判明。レンズのクリーニングと合わせて岡本さんに修理をお願いしていたが、こちらも健全な状態になって帰ってきてくれた。

Hasselblad repair
オカモトカメラサービスから帰ってきた時の梱包

 修理に出した前後には、岡本さんと直接電話で話をさせてもらったり、メールで修理内容の説明を、追加して懇切丁寧に私のような素人にして下さった。修理が終って送り返してもらった時には、ビッシリ書き込まれた修理内容の明細と、ハッセルブラッドのステッカーやカタログが同梱。有難いッス。


修理明細には


*ドライブスプリング
*シンクロコンタクトレバー
*スプリング0062
*ピニオンギヤ0064140
*シャッター羽根0034X1

 を交換したとあった。スローガバナーは、今回は修理対応で機能回復可能ということで、修理に留められていた。もしスローガバナーが完全に壊れてしまった場合は、再度岡本さんに部品交換・修理を改めてお願いしたいと思う。


 今までは、35mmフィルムで撮影と現像を楽しんできましたが、これからは6X6でも大いに楽しみたいと思います。

[nlink url=”https://minocame.com/hasselblad-repair-8093/” title=”Hasselblad503CX Repair(ハッセルブラッド 修理)” excerpt=”ハツミトカメラサービスさんに感謝” img=”https://minocame.com/wp/wp-content/uploads/2021/10/DSC20551500x1500.jpg”]