ハービー山口さんのTwitterのコメントを拝見して、大阪芸術大学にて、アンリ カルティエ ブレッソンが自ら選らんだというプリントの展示会が開催されていることを知った。
Camera: Ricoh GR1V
Film: Fujifilm Superia Premium 400
Film development by Photolabo hibi
Scanner: EPSON GT-X980
前期:2016年10月3日(月)~10月25日(火)
ヨーロッパ各国で撮影された作品 (計222点)
後期:2016年11月9日(水)~11月19日(土)
アジア、北・南米で撮影された作品およびポートレイト作品 (計189点)
合計で、411点という膨大な作品の数。残念ながら、私がハービーさんのTwitterのコメントでこの展示会のことに気が付いたのは、展示会の後半で、上海への出張から帰国した11月19日に何とかギリギリセーフで観に行くことが出来た。
作品は、全点トリミングなし(と理解した)。当たり前の話だが構図のとり方が素晴らしい。幾何学的なバランスのとり方(イタリアで撮った縦位置の作品が好き)。スナップで瞬時に完璧なバランスとるのは容易なことではないと思う。いつもトリミングばかりしている素人の私とは言うまでもなく雲泥の差。
生のプリントの数々.........圧巻、素晴らしいという言葉を私みたいな素人の写真好きが発するのもおこがましい気がした。
トルーマンカポーティのポートレートのトーンがとても気に入った。
残念ながら、前半の222点は観られなかった。大阪芸術大学のこの所蔵品、今回の公開は、10年ぶりだそう。ということは、次回の公開は2026年か......。機会があれば、今回観られなかった作品も鑑賞してみたい。
僕が生まれた前の年、1965年に撮影された京都でのスナップも気になった。どこかのお寺の山門(?)の前を、少女3人が駆け抜けている。パッと見た感じ、南禅寺のようにも.....だけど大徳寺や東福寺の中でも同じような感じの山門見たような......京都でスナップ続けながら、この場所を探し当てるという楽しみが加わった。
帰る前に、自選コレクションの図録を購入した。411点の作品が掲載されていて2000円。ハービーさんがTwitterで仰っておられた通り、これは安い。週末、この図録を広げて作品一つ一つを眺めたら、とても幸せな気持ちになる。