昨日の投稿で、京成中山駅から東武野田線新船橋駅までお散歩したときのスナップを連載すると予告しましたが、ちょっと中断して、カメラのお勉強の途中経過をご報告いたします。
ここ数ヶ月の間、写真集やらカメラ関連の雑誌や書籍やらを読み漁っております。
最近、デジタル一眼レフを買いたいという気持ちがドンドン強くなってきているからです。
この本、「EOSな理由(わけ)」に出会うまでは、あらゆるデジイチが検討対象になっておりました。
しかし、この本を読んだ後、今の私の気持ちの中では、Canonのどのカメラを選ぶかという基準に変わってしまいました。
「洗脳されただけヤン」
というご意見もあろうが......、実はその通りで、洗脳されたのかもしれないですが、EOSの世界にグッと惹きこまれてしまったわけであります。
この本を読むと、EOSという名前の由来やCanonがEOSの開発に着手した経緯から、EOSを実際に使っているプロ、アマのコメントなどが掲載されていて、系統立てて理解しやすい。
一番興味深かったのは、USMという要素技術がいかに他社のドギモを抜く技術であったかという点だ。デジイチのことをまだあまり理解していなかったとき(今でもまだまだ...)、Canonのカタログを見ていつも、
「USMって、なんじゃらホイ」
という疑問がついてまわっていた。カメラやレンズの難しい光学的(および工学的)な解説は、素人の私では理解できないが、その要素技術がカメラ業界に与えたインパクトの強さは、この本のおかげでよく分かった。
私がこの本で気に入っているのは、巻末の方に出ている「EOSの雑学」。いわばハミダシ情報的なお話が楽しい。EOS開発チームの苦労話や”オオ~ッ、あのプロ野球選手やF1レーサーもEOSファンかぁ”....ってな情報も出ているのである。
最近、TVにも登場して、何かと話題の梅佳代さんのインタビュー記事なんかも出ております。
今、特に気になっているのが、Canon EOS 40Dだ。6.5コマ/秒という連続撮影速度に非常に惹かれるものがある。私の自宅から、習志野の谷津干潟まではそう遠くなく、野鳥の姿を撮るのには、この近辺では最高の場所と思っている。今使っているコンデジにも連続撮影の機能はあるが、6.5コマ/秒というスペックには到底及ばない。本来これだけの連続撮影速度は、フルサイズ(35mm)モデルのものであってもおかしくないと認識している。初心者ならば、EOS Kissシリーズで十分とも思うが、野鳥なども撮りたい私は、この“6.5”という数字に身をのり出さずにはいられない。実際に、ヨドカメのAkiba館で、連続撮影を試してみたが、やっぱりとても“速い”!
だったら、すぐEOS 40Dを買えばよいではないかという話になるが、そこはそれ、カミさんから許可を得るべく交渉が必要なわけだ。コンパクトデジカメしか触ったことがないカミさんからしてみれば、10万円以上もするカメラを買うことを説得するのは至難の業である(笑)。
それに、もうひとつ気になることがある。アサヒカメラの一月号に出ているキャノンの真栄田取締役のインタビュー記事だ。インタビュー記事の最後で、真栄田さんは、
「我々がサプライズと考えている商品は追って出てきます。わりと近い将来に、です」
と述べている。
こんなコメントを出されてしまっては、すんなりとはEOS 40Dを買えなくなってしまう。サラリーマンの私としては、そんなに頻繁に新機種を買うことはできない。一度買ったら、できるだけ長く使いたい。
この場合のサプライズが一体どういう意味なのかは定かではない。
EOS 40Dが昨年8月に発売されたばかりなので、このクラス(APS-C)におけるサプライズである可能性は少ないのではないだろうかと、素人のミノカメは勝手に“モンモン”と想像しております。
EOS 5Dのフルモデルチェンジにあたり、フルサイズモデルでアッと驚く機能が追加されるのか(しかもより低価格で)?
あるいは、キャノンのLレンズで、何か革命的な光学技術が付与されるのか?
それとも、コンデジでアッと驚く新機能が用意されているのか……?
ハタマタ、Canonがいよいよフォーサーズを上市させるのかぁ~..........とか、
昨年売り上げが絶好調だったNikonへの対抗策として画期的なカメラを市場に提案するのか、などなど色々考えると、
「焦るのはやめよう」
という結論に達したのであります。
とりあえず、今年の夏のボーナスまでにカミさんを説得して、そのときまでにキャノンが新しいサプライズを披露してくれることを祈るのであります。夏まで待ってキャノンが新しいサプライズを披露してくれない場合は、一気にEOS 40Dに走ってしまうかもしれないです。