GW中、台湾に遊びに行ったのだが、今回は自分で引き伸ばし作業をして、バライタ紙に焼いたプリントを持っていった。廸化街にある、乾物屋さんに持って行くためだ。
2012年の秋、迪化街でいつも訪れるお茶屋さんにいく途中、乾物屋さんの店先で飼われていた仔猫君があまりに可愛くて、お店の人にお願いして写真を撮らせてもらった。元気一杯で威勢のよいこの子を撮ってから、1年半が経過いる。覆い焼きの仕方や多諧調フィルターの号数を調整して、いくつか焼き方のバリエーションを用意して、ベストだと思ったプリントを乾物屋さんに持っていった(以下は、その内の2枚)。
被写体だった猫君は、スッカリ大きくなっていて、乾物屋のご主人やお店の人たちに、僕が焼いたプリントをプレゼントしたいと言って写真を見せたら、仔猫だった頃の猫君に再会できたことがよほど嬉しかったのか、皆さんとっても感謝してくれた。特にご主人は、フィルムから引伸機で焼く作業をある程度ご存知のようで、デジタルと比べて遥かに手間隙掛かるプリントを持ってきてくれたことを、ともて喜んでくれた。
写真って、本当にいいなぁって思う。僕は中国語は喋れない。言葉は通じなくても、写真一枚あれば、身振り手振りで一瞬にして仲良くなれる。迪化街には、また行くことになるので、こちらの乾物屋さんにはまた行って、お店の人や猫君に再会したいと思う。
Camera: Canon EOS-1V
Lens: Sigma 50mm F1.4 EX DG HSM
Film: Kodak T-MAX400
Developer for Film: Kodak T-MAX Developer
Enlarger: Leitz Valoy II
Lens for Enlarger: Focotar 50mm F4.5 1st ver.
Printing paper: ORIENTAL EAGLE VC FB
Variable contrast filter: FUJIFILM VG Filter N P set
with original filter holder