京都への引越を検討していた頃、大覚寺の北側にある物件を見に行ったことがあった。その帰りに、なんか美味しそうな豆腐を売っているなぁ…..と思ったお豆腐屋さんがあったことだけは覚えていたのであるが、それがどこだったかハッキリと思い出せないという状態が続いていたのがここ数年。
GWの前半、京滋の情報誌Leafを眺めていたときに、嵯峨豆腐 森嘉さんが紹介されているページに行き着いて
「ああ!!ココだ、ココだ」
と、発見して嬉しくなった。
昨日、自宅を出てJR山陰本線で嵐山駅まで行って、そこから徒歩で森嘉さんに向かった。向かう途中、非常に爽やかな天気も相まって、お散歩スナップには最高の天気。少し遠回りした。

そして、ついに森嘉さんに到着。凝固剤として、ニガリを使わず、すまし粉を使っているとのこと。

とても大きな豆腐。1個が800gもある。スーパーに売っているサイズの倍くらい。

昨日、森嘉さんに行った理由は、昨日の京都はちょっと肌寒くて、湯豆腐するのには丁度よいと思ったから。実際に湯豆腐にしてみて、なぜ森嘉さんの豆腐が非常に人気があるのかよく分かった。煮込むと、この豆腐は本当にトロ~ンとなってクッタクタになってくる。かといって、簡単には煮くずれしないで、どうにかこうにか豆腐としての姿をとどめているという感じ。
食べてみると、これがまた実に美味い。口あたりがとてもよいので、スルスルスルスルスルスルと、どんだけでも食べられてしまう。

今日のお昼は、カミさんがこの豆腐で麻婆豆腐を作ってくれるというので、これまたどんな風に仕上がるのか楽しみである。5月の爽やかな季節。カミさんが、出格子脇に鉢植えを並べてあるのだが、そのうちの一つはミント。ウィスキーは苦手なのだが、白州のハイボールは大好き。摘み立てのミントを入れて頂こう。
今度買いに行く時は、夏季限定の絹ごし豆腐を買ってみようと思う。