ずっと憧れていたSummulix 50mm F1.4が、遂に僕の手元にやってきた。一昨年、ライカM3を購入したが、これまでM3に合わせるレンズは、NOKTON 35mmのみ。僕にとっては、これが生まれて初めて手にする正真正銘本物のライカレンズだ。
うちの2匹を撮ったり、お散歩スナップしたり、カミさんとの旅先中にスナップしたり、このレンズで撮ったフィルムから印画紙に引き伸ばしたりと、また写真の楽しみが一つ増えたと思っている。
今回僕が購入したSummilux 50mmは、いわゆる第二世代。セリアルナンバー(257****)からして1960年代に製造されたレンズと思われ、一昨年購入した僕と同い年のLeicaM3と同様、僕と同世代のレンズ。製造されてから長い年月を経ているし、きっと僕の手元にくるまでの間、数多くのオーナーさんを経由してきてるはず。でも、レンズそのものには傷が全くなく、本当に驚いた。メンテナンスも極めて良好。肉眼では、レンズ内部に塵一つ確認できないほど。この時代のものなら、もっと状態が悪くても全然おかしくない。
さすがに絞り羽根は、羽根同士が擦れてできたと思われる傷がいくつか付いていますが、写りにはまったく問題がないレベルと判断した。
黒筒鏡だということも、僕にとっては、また嬉しさ一入。
レンズフードは、Summilux 50mm F1.4(第二世代)専用の所謂カブセ式と呼ばれる純正のもの(12586)。今回レンズに付けて頂いたものは、エッジ部に傷が結構あるが、僕が今回手に入れたSummilux 50mmは、コレクションするためのものではなく、実際に使用するものだから、いずれにせよフードは使っているうちに傷が入ってくると思うし、あまり気にはしていない。むしろ、フードに傷が入っている方が、幾多の戦を潜り抜けてきたようで、それはそれで、よいような気がする。
レンズと一緒に、純正のフードが付いてきただけでも有難いと思っている。ライカファンの皆さんならご存知の通り、昔のライカレンズのアクセサリーは、なかなか手に入らないことが多いので。
純正のフィルター(E43 UVa 13206)が手に入ったことも有難かった。このフィルターは、先ほどのSummilux 50mm用カブセ式フードに対応した専用のもので、中古カメラ店の店頭では、あまりお目にかからないし、希少性が高いと思う。
どうやってこれだけよい状態のレンズが手に入ったかといいますと.....今回は、ライカのこと、写真のこと、現像のことなどなど色々と教わっているプロの写真家さんからご紹介頂いた某ルートにて手にしました。