遂にAPO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPHを手にした

やっと届いたアポズミ35mm

 Leica StoreにAPO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPHをLeica Store Kyotoオーダーしたのは’22年の2月。一年半経って、ようやく届いたとのお知らせを頂いた。いやいや本当に待ちに待った待望のレンズが到着。本当に嬉しい。

やっと到着。待望のAPO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH
やっと到着。待望のAPO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH

2つのM型ライカに合わせて

 APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHは、高解像度のLeica M10シリーズやM11シリーズのためのものという勝手なイメージがあったのだけど、いざ手にしてみるとこのレンズをLeica M3に装着してこの10年ずっと使い続けているILFORD Delta400 ProfessionalやFuji NEOPAN Acros100と合わせて撮って、自宅暗室のValoyII, Focomat Ic, Focomat IIcでバライタ紙に焼いたら、どんな感じに仕上がるのだろうという興味が沸々と湧いてくる。1966年製のM3と最新のASPHレンズの組み合わせ….興味は尽きない。

APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHをLeica M3に付けてみた。
APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHをLeica M3に付けてみた。

撮初め

 昨日、Leica M3やLeica M11 MonochromにAPO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHを合わせて、祇園祭の宵々山にて撮初め。

 夜の撮影ということで、長秒時の撮影は三脚を使ったけど、あとはブレるのを承知で手持ちで沢山撮った。いやぁ〜やっぱり光学ファインダーを覗いて撮るのは本当に楽しい。M3で撮った分はフィルムを現像してFocomat IIcでプリントするまでこのブログには掲載出来ないが、とりあえずLeica M11 Monochromで撮ったのが以下のような感じ。

Leica M11 Monochrom + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH
Leica M11 Monochrom + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH
Leica M11 Monochrom + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH
Leica M11 Monochrom + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH
Leica M11 Monochrom + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH

 意外と柔らかい感じにトーンが繋がってくれることに驚いている。今日もこのレンズとSummilux 50mm 2nd. (第2世代)を持って宵山の撮影を楽しもうと思う。

出張や旅先にも

 ライカの魅力は、レンズもカメラ本体もとてもコンパクトなので、旅行….特に仕事用の荷物が多い出張時にも持って行きやすいこと。出張先で仕事を終えてから撮影する時にも、今まで使ってきている球面ズミルックス2本と合わせてAPO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHも持って行って沢山撮りたいと思う。

最短撮影距離30cm

 Leica M11 Monochrom + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHは、私にとっては初めてのLeica製非球面レンズ。同時にレンジファインダー機用のレンズで最短撮影距離30センチとは驚き。残念ながらレンジファインダーの距離計と連動してくれるは、70cmまで。30cmまで寄って撮る時には、Leica Mデジタル機の背面にある液晶画面かヴィゾフレックス中の像を見ながらピント合わせする必要がある。まずは我が家の猫君たちに思い切り寄って撮ってみたいと思っております。この3連休と来週末は祇園祭の前祭や後祭の撮影に終始するから、8月になったらこの最短距離を生かした撮影を色々試してみたいと思っている。

Nikon Z7II + APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH

 APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPHの最短撮影距離が30cmであることについは、もう一つ興味が惹かれる点がある。Leicaと合わせて普段使っているNikon Z7IIにもLeicaのMマウントレンズを使えるようにするためにVoigtlander(コシナ)のVM-Z Close Focus Adapterを持っているのだが、このアダプターを使ってNikon Z7IIで撮る時、アダプターのヘリコイドを回して調整することで、装着したレンズが本来持っている最短撮影距離が更に縮まる。ただ単にどこまで寄れるようになるのだろうという技術的興味でしかないのだけど、時間ある時に一度確認したいと思っている。

まぁ、兎に角待ちに待ったレンズだから、これから色々撮って楽しみたいと思う。

APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH
APO-Summicron-M 35mm f/2 ASPH