ついに購入 アーカイバル プリント ウォッシャー

 バライタ紙の水洗用にずっと欲しいと思っていた専用のプリントウォッシャーをついに購入した。

 2009年から、銀塩写真の自家現像のために、フィルム現像作業から印画紙(バライタ紙)に焼くための暗室用具まで、少しずつ買い揃えてきた。
バライタ紙でのプリントにハマッてしまった僕にとって、最後に、どうしても手に入れたいと思っていたのは、


* アーカイバル プリント ウォッシャー
* ドライマウントプレス

 であったが、ドライマウントプレスについては、’14年4月27日の記事でご報告したように、ズボンプレッサーで代用する方法を確立した。

 最後に残った大きな買い物が、アーカイバル プリント ウォッシャー だった。僕は数年前に、とあるプロの写真家の方の暗室ワークショップに参加したことがあって、その時、特製のプリント ウォッシャー を使わせてもらった。兎に角、効率が良い。一度に沢山の印画紙を同時に水洗出来る。京都に引っ越す前の千葉の自宅暗室では、一枚一枚、時間をかけて水洗していた。

 アーカイバル プリント ウォッシャーは、かなり高価だ。趣味レベルでは、そんなに大きな投資は出来ない。ヤフーオークションでずっとウォッチングしていて、ついに価格が手頃で、状態が良い出品を発見。落札して、自宅に届いた商品をみて、かなり満足。

Print Washer 001


外枠は、かなり分厚い透明樹脂。アクリル樹脂だろうか。これだけ頑丈なつくりだと長く使っても安心。以下の写真は、中身が空っぽだが、写真の後方に写っている重ねておいてある透明の仕切り板をセットする。

 

 

Print Washer 002

 ’15年の夏に京都に引っ越して、週末は家具作りに費やす時間が多い。来年の3月くらいまでは、家具作りが続く。それが終わったら、仕事部屋を週末だけ暗室として使うために、色々工夫して手を入れようと思っている。実際に暗室でプリント作業が出来るようになるのは、来年の秋かなぁ……。

 暗室は2階の部屋を使うつもり。アーカイバル プリント ウォッシャーには水の供給が必要だが、幸いにして、我が家は昔ながらの吹き抜けがある京町家。暗室作業をやる時だけ、散水用のチューブを吹き抜けの2階から1階に2本垂らして、一階の風呂場の蛇口につないで、水を給排水しようと思っている。うまくいかない場合は、暗室作業をやる時だけ、お風呂場にアーカイバル プリント ウォッシャーを置こうと思うが、なにせプリント ウォッシャーは重い。今回購入した商品は、35kgもある。だから、暗室作業の度に移動するのは結構大変。出来れば2階に常設したい。

 最終的にどうなるか分からないが、まぁ兎に角、週末の家具作りへの気合の入り方も、これで変わってくる。早く、暗室作りを始めたいから。