アサカメで久々の入選

 今年に入って、ブログやサイトの更新がかなり滞っておりますが、好きな写真撮影や自家現像はもちろん継続しております。


 趣味としての写真撮影を始めたころに比べると、仕事がかなり忙しくなってきているので、限られた週末の時間の殆どを銀塩モノクロによる撮影や自家現像に費やしてしまい、ブログやサイトの更新は滞っておりましたが、今日は久々にこうして記事を書いております。


 どんなに仕事が忙しくても、アサヒカメラの月例(ファーストステップ部門)への応募だけは続けています。あまり数多くの写真を自家現像できるほどに多くの時間を使えないので、殆ど毎月、選りすぐりの一枚のみを納得がいくまで色々なパターンで自家現像して応募を続けております。そして先月、久々に入選通知が届きました。

アサヒカメラ9月号入選通期


 

 これまで2回ファーストステップで入選。最初は、2009年10月号で、EOS40Dで撮ったデジタルの写真で入選。2010年1月号では、EOS7sで撮ったモノクロフィルムの画像をスキャナーで読み込んでJPEGファイル化して、それをPIXUS9000Proでプリントした作品でした。


 今回は、全て銀塩のプロセスで撮影・現像した写真での入選です。使った機材は以下の通りです;


  カメラ: EOS1v
  レンズ: EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM
  フィルム: フジフィルム ネオパン 100 アクロス
  フィルム用現像液: フジフィルム ミクロファイン
  引伸機: FUJI B690 (配光補正フィルターセット装備)
  引伸機用レンズ: フジノンーEX 50mm F2.8
  引伸用現像液: コレクトールE
  イーゼル:LPL DX1417
  印画紙: フジブロバリグレードWP FM 多階調

  多階調印画紙用フィルター: フジVGフィルターN(4X5セット)
 これまで、自家現像のやり方は、試行錯誤しながら色々試してきて、本当に自分のやり方が正しいのかどうか分からない部分が結構まだあり、毎回現像する写真の仕上がりに100%満足できるということがまだまだないというのが現状です。そんな中で入選できたので、やはり励みになります。
 今回の入選で頂ける賞金は、フォーカススコープ(ピントルーペ)を新規購入するときの足しにしようと思っています。今使っているフォーカススコープは、引伸機をネットオークションで購入した時に、おまけで前のオーナーさんが付けてくれたものだったのですが、非常に古いものであったためか、中は埃だらけだったし、印画紙の上でピントチェックをするときに画面中央部付近しかピントチェックができないタイプのものなので、あまり使い勝手がよいとは言えないです。それなので、PEAK社製の高級仕様品が欲しいとずっと思っておりました。
 いずれにせよ、私にとってカメラと写真は、一生の趣味となっていくと思っております。当面仕事が忙しいので、お風呂場暗室に籠ることができるのは月に一度のペースですし、デジカメ撮影も当分タップリ時間を使って撮影を楽しむという状況ではないですが、焦らずにゆっくりとマイペースで、自分なりに楽しみながら写真表現を研究していこうと思っています。
 しかし……、最近のカメラ量販店における暗室用品の品揃えは、なんだか減る一方。デジカメ全盛のこの時代で銀塩カメラはどんどん隅の方に追いやられているような気がして寂しい限りですが、それでも銀塩写真、フィルムカメラのファンがいなくなるこはあり得ないと思っています。我が家から比較的近いビックカメラの船橋駅前店さんは、都心のヨドカメ新宿東口店(カメラ館)さんほどではないですが、地方の電気店としてはかなり自家現像用の道具や薬品、各種フィルムが比較的よく揃っているので助かっています。このままずっと銀塩関連の販売オーナーはなくさないでいて欲しいので、私も現像液などは出来るだけ船橋駅前店さんで購入しております。欲を言えば、できることならば、非硬膜定着液(中外写真薬品 マイフィクサー)も置いてもらいたいところなのですが、そこまで言うのは贅沢というものでしょうか。