吉野梅郷の梅(1)

 この一週間はとても忙しくて、週の後半はこのブログにコメントして下さったみなさんにお返事できないほどの過密スケジュールでありました。その分、一昨日、出張先の名古屋から帰る途中の新幹線の車中では、昨日の撮影が本当に楽しみで、天気がイマイチでしたが、思う存分撮影を堪能。最近、梅の撮影にハマってしまっている私は、この週末もまたまた梅園にて撮影。訪れたのは
 関東屈指の梅の名所である吉野梅郷。開園時間から撮影したかったので、昨日は朝4時起床。カメラ機材の準備をして、朝早い電車に乗り、総武線船橋駅から中央線、青梅線へと電車を乗り継いで最寄りの日向和田駅には、青梅市梅の公園開園時間の約30分前に到着。
 まだ満開を迎えていませんでしたが、それでもかなりの人出。来週、再来週の週末あたりになると、1,500本というとてつもない梅の木の数を誇る吉野梅郷が、全山満開状態となって、さぞ美しい景色を堪能できることかと思いますが、そうなると三脚を立てての撮影はかなり難しくなるかもしれないです。
 しかし…..、今回の撮影ほど私がまだまだ写真撮影の修行が足りないことを思い知らされたことはなかったです。どこかの写真クラブなのでしょうか。見た感じ60~80歳くらいのお父様方、お母様方の集団に遭遇。手にしているカメラのレンズがすごかったです。Lレンズ、白レンズのオンパレード。一番すごいと思ったのが、すこし旧型のようで正確な型名までは分からなかったのですが、現行のレンズでいうとEF600mm F4L IS USMくらいの大きさのレンズを操っているお父様がいたこと。どうみてもレンズだけで4kgは確実にありそうな感じ。お母様方も負けてはおられませんでした。みた感じEF70-200mm F2.8L IS USM
 と思しき非常に年季の入ったレンズを持ってヒョイヒョイと丘をのぼり巡って、三脚なしで、両腕だけでしっかりと支えながら撮影しているお母様もおりました。
 この写真は、開園間もない朝、雲の切れ間から日が差してきたときに撮影。上記のお父様方、お母様方に遭遇する前だったのでまだルンルン気分で撮っておりました(笑)。

 直径5~7mmくらいの蕾に滴が付いているのを発見。吉野梅郷の近辺は、一昨日まで雨や雪だった模様。早起きしたかいがありました。お昼以降だと、とっくに乾いて撮影できなかったでしょう。
 この写真は、マクロレンズで撮影しましたが、それでも滴に寄りきれず、トリミングしています。最短撮影距離よりもさらに接近して撮るには、クローズアップレンズを装着するしかないでしょう。今回はクローズアップレンズを持ってきていなかったのでまたこういう撮影チャンスに恵まれそうな時がきたら使ってみようと思います。


 今回の撮影では新兵器を投入。Velbonのスーパーマグスライダーです。以前から、これがあれば単焦点マクロレンズでのマクロ撮影がかなりやりやすくなるだろうと思っていましたが、結構よいお値段。まともに新品で買ったら1万3~5千円は出さなくてはならないところですが、最近よく行っている中古カメラ店で、入荷したてのスーパーマグスライダーを発見。価格は4500円と格安。たしかに、塗装の一部が剥げていて、使いこんだ感じはありましたが、マグネ合金製でつくりがしっかりしていること、カメラに装着するねじ山もきれいなままだったので、問題ないと判断して購入。実際に使ってみて、その使いやすさを実感しました。

 

 

吉野梅郷-朝の滴
Camera: Canon EOS40D
Lens: Sigma Macro 50mm F2.8 EX DG
50mm, f16, 1/20sec +1EV, MF
with
Velbon Neo Carmagne 643Q & Velbon QHD-62Q
and
Velbon Super Mag Slider

 

 この蕾は、枝と枝の間の少し奥まったところにあって、三脚から少し突き出た位置にカメラをセットできるスーパーマグスライダーの特徴を上手く活かすことができました。スーパーマグスライダーは、前後だけではなく、左右方向の移動も微調整ができるので、ピント調整だけではなく、マクロ撮影でのアングル調整にもかなり使い勝手がよいと感じました。