下京区から東山区に引っ越して、建仁寺から比較的近い自宅から歩いて哲学の道経由で銀閣寺の方までウォーキングしたり、朝早く起きて大文字山に登ってみたりと、最近の週末は銀閣寺周辺で楽しむことが多い。
五山の送り火で有名な大文字山。週末にトレーニングも兼ねて自宅近くからバスに乗って「銀閣寺道」で下車し、銀閣寺の脇を通って大文字山登山を楽しむことが多くなった。五山の送り火の火床まで登るとかなり汗をかいてよい運動になる。冬場は汗をかいたままだとアンダーシャツが冷えてかなり寒くなるので、必ず着替えを持っていく。↓この写真はGW中に登った時のもの。生まれたての新緑が京都市街全体を包み込むような感じでとても清清しい。
大文字山登山は、間もなく56歳になろうという体には非常によい感じ。低すぎず、高すぎずで、サッと上ってサッと下りてくる感じ。週末の習慣として大文字山登山を継続したいと思う。
まだ神奈川県の小学校に通っていた頃、父が招待券をもらったとかで、新宿のデパートの展覧会に連れて行かれて、そこで本物の日本画を生まれて初めて間近で見た。私にとってはあまりにも衝撃的だった。それまで日本画は、歴史の教科書の中で見たことがあっただけ。大きな屏風に描かれた白馬と岩絵の具独特の色合いで添えられた草花がとても優美で繊細で、今でも強く印象に残っている。その橋本関雪の記念館が銀閣寺の近くにある。関雪の作品をいつでも見ることが出来るのも嬉しいが、こちらのお庭がまたとても素晴らしい。春夏秋冬、それぞれ異なる趣をもって楽しめる。哲学の道沿いには銀閣寺をはじめ名刹が多数。それらと比べると少し目立たないけど、私にとっては京都の名所の一つ。
こちらは、元は橋本関雪が生前に西洋美術のコレクションハウスとして建てた洋館だったそう。それを1970年に改装してオープンしたヨーロピアンレストラン。まだ京都に住むようなる前によく京都に旅行に来ていた頃からこのレストランはずっと気になっていた。GWの最終日のランチなら予約を取りやすいのではないかと思って、前日に連絡してみたら予想的中で、カミさんと二人分の席を用意してくれた。
今年のGW後半は非常に天気がよく、休日の昼下がりに青空の下で頂く料理はどれも美味しく、空気がカラっと爽やかだったから、ビールもいつもより多めにいってしまった。
週末の早朝、始発バスに乗って「銀閣寺道」まで行って下車して大文字山登山を楽しむようになってから、登山の帰りにほぼ毎回のように「松」に寄るようになった。というものも、「松」は「銀閣寺道」のバス停のすぐそばにあるから。バスが来るまでの間にいつもササっと買ってバスで帰宅すると午前9時前後。休日の朝食には丁度よいくらいの時間。
↓この日は家内と半分こしてブルーベリーのタルトとチーズとナッツが入った捻じったようなバゲットを頂いた。特に私はチーズとナッツが入ったバゲットが非常に好き。チーズのオコゲとパンの生地とナッツの旨味が混ざり合って非常に美味い。毎回必ずこれを買い、合わせて他のパンを毎回変えて購入する。というわけで、早朝大文字山登山を楽しんだ日の朝食パンはいつも「松」という状況がこれからも続くと思う。