京都喫茶文化の歴史と今

京都喫茶文化を伝える偉大なる2冊

 コーヒー好きかつ甘いもの好きであり、京都に住んでいる我々夫婦にとって、今日ご紹介する2冊は当分バイブル的存在になりそうだ。この2冊を読んでいると、コーヒーを楽しめるお店も、甘いものを楽しめるお店も、まだまだ京都には自分たちが知らないお店が沢山あるなぁ〜と思う。それだけ、我々の未知の領域にあるカフェや純喫茶を巡る楽しみがタップリあるというものである。

Kyoto Coffee Standards

純喫茶とあまいもの(京都編) ー誠文堂新光社

 難波里奈さんの純喫茶関係の著作は、カミさんも私も京都に引っ越す前の千葉県船橋市に住んでいた頃からのファンだ。もう10年以上前になると思うが、当時住んでいた自宅のすぐ近くにあるモナリザという純喫茶(後にモヤモヤさまぁ~ずでも登場)にまで取材に来られていたことを知り、本当に驚くのと同時に難波さんの純喫茶愛の深さを知った。日本全国の純喫茶マイスターとして難波さんの右に出る人はいないだろうと思った次第。昨年難波さんがプロデュースされた大阪メトロ沿線の純喫茶を巡るイベントは本当に楽しい企画だったが、コロナの影響もあり、私は全部のお店を周遊することは出来なかったが、関西の喫茶文化の奥深さを少しでも知ることが出来て、とても楽しく有意義な企画だったと思う。また関西でビックリするようなイベントを企画されることを楽しみにしている。

 「純喫茶とあまいもの」(京都編)は、2019年の秋から半年かけて取材をして仕上げたそうで、取材の終盤はコロナの影響が本格的にはじまり、きっとご苦労も多かったことだろう。苦労のなか仕上げられたであろうこの本には、京都の純喫茶が30店紹介されている。すでに行ったことのあるお店も沢山あったが、こちらの本で初めて知ったお店の多数あった。

 今からでもいけるご近所のお店は、三密を避けて感染防止をしっかり行い、人が多くない時間に訪れてみたい(お店側も対策をしっかり行っておられるか確認してから行く)。

KYOTO COFFEE STANDARDS ー淡交社

  今や日本の主要都市において最も珈琲の消費量が多くなった京都。Kyoto Coffee Standardsでは、冒頭でまず、そんな京都の喫茶文化の歴史を、慶応4年(1868年)から現在に至る年表に沿う形で学ぶことが出来る。京都に移り住んでまだ5年の私ら夫婦にはとても有難い本だ。こちらの本でも、すでに行ったことがある喫茶店やカフェもあるが、まだまだ知らないお店が多い。この本で詳細されているお店で、今一番気になっているのはTraveling Coffee。カミさんと私は、大の台湾ファン。過去30回以上台湾に旅行に行くなかで結構立ち寄ることが多いのが台中。ここ数年、日本でも広く知られる存在となったタピオカ入りミルクティーの発祥は台中にある春水堂本店であると認識しているが、ここには10年以上前から幾度となく訪れて、料理とミルクティーを楽しくかつ美味しくいつも頂いていた。その春水堂が昨年立誠小学校をリノベして出来た「立誠ガーデンヒューリック京都」 の1Fにオープンした。昨年、早速行ったのであるが、週末いつも部屋でBGM代わりにしているαステーションの番組でTraveling Coffeeのオーナー、牧野広志さんがゲスト出演されていて、Traveling Coffeeも立誠ガーデンヒューリック京都にあることを知った。コーヒーへ情熱を感じるのと同時に京都のコーヒー文化を愛されているその感じ、実際にお店に行ってお話になっておられる様子を拝見したいと思っております。次回、立誠ガーデンヒューリック京都に行くときには、春水堂の台湾料理をランチにして、その後Traveling Coffeeで美味しい珈琲を食後に頂くなんてのも悪くないのではと思っている。鴨川近くへの引越しが終わって一段落したら、是非そのような形で楽しんでみたい。

 その他にも、難波さんの本とはまた違った切り口で色々なお店が紹介されているので、コロナ明けに少しずつカミさんと各お店を巡って京都の色々なコーヒーの香りと味を楽しんでみたいと思います。

 ところで、Kyoto Coffee Standardsを監修されている田中慶一さんのTwitterアカウントにアクセスしてみたところ、新作の情報が出ていた。『京都 喫茶店クロニクル』が2月26日に発売になるそうだ。前作に続く完全版だそうで、新たなバイブルになるのではと、こちらも楽しみに期待してお待ちしております。

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