シグマさんにAF合焦性の調整を依頼

 今年の春からSigma 50mm F1.4 EX DGを使っているのですが、使い始め当初から、気がついていることがありました。

 オートフォーカス(AF)で撮影すると、どうもピントボケが起きやすい。AFで合わせた位置よりも手前にピントがピッタリ合う傾向があるのです。77mmという大口径の50mm単焦点レンズで、絞り開放F1.4。アサヒカメラの解説にある言葉を借りれば、「紙のように薄いピント」というくらい絞り開放やF1.8だと、ピントが合う範囲が非常に狭い。購入してから、このレンズを使って撮影するときは、マニュアルフォーカス(MF)を適用することが多かったので、AFでピントが手前にくる傾向はあまり気にしていなかったのですが、先月鬼子母神近くで猫君の写真を撮影したときには、MFで連写を行ない、ピントが合わずに猫君のよい表情を撮り逃してしまった写真が結構ありました。


 よって、今回初めてシグマのサービスに問い合わせを入れてみました。ご担当の方から「AFの合焦性は、ご使用になるカメラとレンズに若干の個体差がある場合がありますので、被写界深度の関係でレンズの絞りを開放近くにされた状態では、この差の影響でご連絡頂きましたようなことが起こる場合がございます」
とのことでした。サービスの方の勧めで、EOS40D本体とこのシグマレンズをセットにしてシグマさんに昨日発送しました。EOS40D側を調整するのではなく、レンズ側を調整してAFの合焦性改善を行うそうである。

そりゃそうだ。EOS40D側でAF合焦性を調整されてしまっては、AF合焦性がちゃんと合っている他の手持ちレンズに影響が出てしまう。EOS7sにこのレンズを合わせたときのAF合焦性に影響がでる可能性もあるが、このフィルムカメラで撮影するときには、連写を行う機会は非常に少ないので、EOS40D使用時のAF合焦性を優先することにした。

 サービスの方によると、AF合焦性を調整して、私の手元にEOS40Dとレンズが戻ってくるのに、2週間くらいかかるとのことでありました。という訳で、今度の週末はEOS7sでの撮影を中心に行います。先週までにEOS7sで撮りためた写真の整理もしたいし、ちょうどよい機会かも。
愛しのEOS40Dとシグマの単焦点レンズには、シルバーウィークが始まるまでには戻ってきて欲しいものであります。

葛飾柴又で 
Camera: Canon EOS7s
Lens: Sigma 50mm F1.4 EX DG HSM
Film: FUJICHROME Velvia50

 この写真は、先日柴又に行ったときに、EOS7sで撮影。このときモノクロフィルムでの撮影も行ったので、まずはこのあたりからこの週末に整理しようかと。