絹糸のような流れにして撮りたい

 山梨県の滝子山登山道の途中に滝が連続している場所があります。
滝の水を絹糸のような滑らかな流れとして撮りたいと思って、絞って撮影時間を伸ばした。この日は天気が悪かったのですが運が悪いことに、こういうときに限って晴れてきて薄日が差してきた。晴れると光量が増えて適正露出にするための時間が短くなってしまい滝の流れに絹糸のような滑らかさがなくなってしまう。しばらく待ってみたけど薄日が差す天気に変化がない。よって今回はNDフィルターを使用。

滝子山登山道の滝
Camera: Canon EOS40D
Lens: EF24-70mm F2.8L USM
27mm, f/13, 1sec, ISO100
with
Velbon Neo Carmagne 643Q & Velbon QHD-62Q
and
Kenko Pro1D ND8

 NDフィルターを使って、流れは滑らかに撮れたけど、やっぱり滝の撮影は少し小雨が降っている状態で撮るのがよいのかもしれない。
晴れていなければ、光量が減って、NDフィルターを使わなくても滑らかな流れにできるだろうし、雨が降っていれば、岩肌全体が濡れているだろうからもっと質感が出るだろう。この写真の場合、画面の左上の方の岩肌が乾いているし、上流から流れてきた枝が引っ掛かっているのもちょっと余計な感じ。アングルを工夫しようとしても、画面下側にもっと見栄えの悪い枝があったもので、このあた
りが限界と感じた。でも、この場所の前後には、まだ他にも撮りたいを思う流れの場所がたくさんあった。あまりに土砂降りのときに行くのは危険だろうから、今年また行けるか分からないけど、五月雨の季節や曇りの日に再び訪れて撮りなおしてみたいものだ。