フラットニング前の準備

 一昨日の続きです。

 印画紙(バライタ紙)のフラットニングをする前の準備作業についてです。引き伸ばし作業が終わって、水洗・乾燥したバライタ紙は、カーリングしていたり、ずっと放っておいてパリパリに乾いていることも多い筈。

 僕の場合、フラットニングにはズボンプレッサーを使っているのだが、作業に入る前の印画紙が、適度な湿り気を持っている方が、フラットニングが非常にうまくいく。

 一度パリパリに乾いたバライタ紙に対して、その適度な湿り気をどうやって持たせるか….色々試行錯誤した結果、案外簡単な方法で、うまくいくことが分かった。

 やり方は簡単。以下の写真の通り、浴槽にダイソーで買ってきたネットをセットして、浴槽に少しだけぬるま湯を入れるだけ。うちの浴槽の場合、下部に段差があるので、その段差を利用してネットをおける。枚数が多くて一度に乾き過ぎたバライタ紙をセットしたい場合は、突っ張り棒を2本、写真のようにセットしてネットをのせるだけ。あとは、ネットの上に必要な枚数だけ乾いた印画紙をのせるだけ。

 

 

浴槽

 

 そんで、浴槽の蓋をして、時々確認しながら湿気を適度に吸わせる。どのくらい湿気を吸わせるかは、フラットニングのやり方にもよるでしょう。僕の場合、数回湿気を少なめに吸わせた場合と多くすわせた場合で比較して、印画紙の端をゴム手をした指先で確認して、いい頃合を判断出来るようになりました。

 このやり方で、湿気を吸わせてフラットニングした写真が昨日の記事にあります。


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